脂性肌の男性におすすめのシャンプー10選｜ベタつき・臭い・フケ対策に効果的

「頭皮がすぐにベタつく」「シャンプーしても翌朝には臭う」「フケやかゆみが気になる」――そんな悩みを抱える脂性肌の男性は少なくありません。

実はその原因、多くの場合“シャンプー選び”にあるのです。

本記事では、脂性肌の男性向けにおすすめのシャンプーを厳選して紹介するとともに、選び方や正しい使い方について詳しく解説します。

頭皮のベタつきやニオイにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

脂性肌の男性にシャンプー選びが重要な理由

皮脂が過剰に分泌される脂性肌は、シャンプーの選び方ひとつで状態が大きく改善されます。

実際、間違ったシャンプーを使い続けていると、頭皮のベタつき・フケ・ニオイといった不快な症状が悪化し、さらには抜け毛や薄毛の原因になることもあります。

ここでは、なぜ脂性肌の男性に専用のシャンプーが必要なのか、その理由を3つの観点から解説します。

男性の皮脂分泌量は女性より多い

男性の肌は、女性に比べて皮脂腺が発達しており、男性ホルモン（テストステロン）の影響で皮脂の分泌量が多い傾向があります。

実際に、男性の皮脂分泌量は女性の約2倍と言われており、頭皮も例外ではありません。

皮脂が多いと、髪がペタッと寝てしまったり、毛穴が詰まってベタつきやすくなるだけでなく、皮脂が酸化することで独特のニオイも発生します。

特に、夕方になると「頭皮が臭う」と感じる人は、皮脂の過剰分泌が原因のケースが多いです。

そのため、女性用や中性肌向けのシャンプーでは対応しきれないことがあり、男性特有の皮脂バランスを考慮したシャンプーの使用が非常に重要になります。

脂性肌の放置は「頭皮トラブル」の原因に

皮脂は本来、頭皮を乾燥から守るために必要なものですが、分泌量が多すぎると逆効果になります。

特に脂性肌の方は、毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすく、時間が経つと皮脂が酸化して雑菌が繁殖しやすい環境になります。

これにより、以下のようなトラブルが起こるリスクが高まります。

これらの症状は、放置しても自然に改善することはほとんどありません。

日々のシャンプーで皮脂汚れをしっかり取り除き、清潔な頭皮環境を維持することが、健康的な髪の維持につながります。

市販のシャンプーが合わないこともある

「とりあえず安いから」「有名だから」という理由で市販のシャンプーを選んでいる方も多いですが、脂性肌の男性には洗浄力が強すぎるシャンプーが逆効果になることがあります。

多くの一般的なシャンプーには、ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸Naなどの高洗浄力の界面活性剤が使われており、これらは皮脂を根こそぎ洗い流してしまう特徴があります。

一見、すっきりするように感じられますが、皮脂が必要以上に取り除かれると、頭皮は「乾燥した！」と勘違いして、より多くの皮脂を分泌してしまう悪循環に陥るのです。

また、香料や保存料などの刺激成分が多く含まれている製品もあり、脂性肌と同時に敏感肌傾向のある人にとっては負担になることもあります。

したがって、脂性肌の男性には、洗浄力がありつつも頭皮にやさしいバランスのとれたシャンプーを選ぶことが必要です。

アミノ酸系洗浄成分や皮脂吸着成分など、目的に合った成分が配合されている製品を選ぶとよいでしょう。

脂性肌向けシャンプーの選び方｜5つのチェックポイント

脂性肌の男性が自分にぴったりのシャンプーを見つけるには、「価格」や「ブランド」だけでなく、配合成分・機能・使用感までしっかり確認することが重要です。

ここでは、頭皮トラブルを予防・改善するために、選ぶ際に注目したい5つのポイントを詳しくご紹介します。

① 皮脂吸着・洗浄力のある成分か

脂性肌の最大の悩みは、過剰な皮脂と毛穴の汚れ。

それをしっかり洗い流すためには、皮脂吸着成分と適度な洗浄力をもつ成分が必要です。

代表的な吸着成分には以下のようなものがあります。

また、洗浄力の高い有効成分には以下のようなものがあります。

ただし、洗浄力が強すぎると頭皮が乾燥し、逆に皮脂の過剰分泌を招く恐れもあるため、洗浄力と刺激のバランスがとれている製品を選ぶことが重要です。

② 頭皮に優しいアミノ酸系洗浄成分か

過剰な皮脂をしっかり落としながらも、頭皮にやさしい処方であることは、毎日使うシャンプーにとってとても大切なポイントです。

そこで注目したいのが、アミノ酸系洗浄成分。

アミノ酸系は低刺激で頭皮のうるおいを保ちながら、汚れだけを落とす洗浄力を持っています。

以下のような成分名が記載されていればアミノ酸系と判断できます。

これらは肌に必要な皮脂は残しながら、不要な汚れを落とすので、乾燥しやすい脂性肌や敏感肌傾向の人にもおすすめです。

③ ノンシリコン・メントールの有無

脂性肌の方にとって、シャンプーに含まれるシリコンやメントール成分の有無は、頭皮への刺激や爽快感に大きく影響します。

それぞれの特徴を理解し、自分の肌質や好みに合ったものを選ぶことが大切です。

ノンシリコン

シリコンは髪の指通りやツヤを良くする一方で、毛穴に詰まりやすく、頭皮トラブルの原因になる場合もあります。

脂性肌の人は、頭皮環境を健やかに保つためにもノンシリコン処方を選ぶのが無難です。

メントール配合

メントールは頭皮に清涼感を与える成分で、洗い上がりのスッキリ感が大きな魅力。

特に夏場や運動後のシャワーでは、メントール入りのシャンプーが爽快で人気です。

ただし、敏感肌や刺激に弱い人はメントールが強すぎるとピリつくこともあるので、使い心地で調整しましょう。

④ フケ・かゆみ・臭い対策成分が含まれているか

皮脂が多いと、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮の臭いやフケ・かゆみの原因になります。

そのため、抗菌・抗炎症効果のある有効成分が含まれているかを確認しましょう。

代表的な有効成分には以下のようなものがあります。

こうした成分が入っていると、ただ皮脂を落とすだけでなく、頭皮環境そのものを整えるサポートになります。

⑤ 香りや使用感などの継続性

どんなに機能性が高くても、「香りが苦手」「泡立ちが悪い」「使用感がベタつく」といった理由で使い続けられなければ意味がありません。

以下のような点も、継続使用を左右する重要なポイントです。

シャンプーは毎日使うアイテムだからこそ、「気持ちよく使い続けられるか」を基準にすることも、脂性肌改善には欠かせません。

脂性肌の男性におすすめのシャンプー10選【目的別】

脂性肌といっても、ベタつき・ニオイ・かゆみ・敏感肌など、抱えている悩みは人それぞれです。

ここでは、目的別におすすめのシャンプーを厳選してご紹介します。

自分の頭皮の状態に合った1本を選ぶことで、より効果的なケアが可能になります。

皮脂・ベタつきをしっかり落とす｜洗浄力重視タイプ

過剰な皮脂分泌で髪がすぐベタつく、夕方には髪がペタンと潰れてしまう…そんな方には高い洗浄力と皮脂除去力を持つシャンプーがおすすめです。

スカルプD オイリータイプ（アンファー）

脂性肌の定番シャンプーといえばこれ。

サリチル酸や豆乳発酵液などの薬用成分を配合し、皮脂汚れをしっかり洗い流すだけでなく、頭皮環境のバランスも整えてくれるのが特徴。

さらに、独自のアミノ酸系洗浄成分で、強すぎない洗浄力と保湿力を両立しているのもポイントです。

CLEAR MEN トータルケア

男性用に特化した設計で、炭やビタミン配合の強力な洗浄力が特徴。

髪と頭皮の余分な皮脂をしっかり落としつつ、さっぱりとした仕上がりが続きます。

特に、洗い心地の爽快さを求める方におすすめ。

頭皮のかゆみ・フケを抑える｜薬用・スカルプケアタイプ

フケやかゆみ、頭皮の赤みが気になる方は、抗菌・抗炎症成分を含む薬用タイプのシャンプーを選ぶことで、根本的な頭皮トラブルの改善が期待できます。

コラージュフルフルネクスト（すっきりタイプ）

皮膚科でも取り扱われていることがある医薬部外品シャンプー。

抗真菌成分「ミコナゾール硝酸塩」により、フケの原因菌（マラセチア菌）を抑制します。

すっきりタイプは洗浄力もしっかりしており、脂性フケに悩む方に最適です。

■ h&s for men 薬用スカルプEX

フケ・かゆみ・頭皮臭の3つの悩みを同時にケアする男性用スカルプシャンプー。

ジンクピリチオン配合で、頭皮環境を整え、持続的なかゆみ防止効果も期待できます。

使いやすい価格と香りも高評価。

匂い対策・爽快感｜メントール配合タイプ

「汗臭い」「頭皮が蒸れてニオイが気になる」…そんな悩みには、メントールや清涼成分配合のシャンプーがおすすめです。

洗い上がりの爽快感で、夏やスポーツ後にもぴったり。

MARO17 コラーゲンシャンプー パーフェクトウォッシュ

高級感のあるボトルとメントールの清涼感が特徴の男性用シャンプー。

さらに、独自のペプチド配合で、髪と頭皮のエイジングケアも可能。

加齢臭が気になる男性にもおすすめです。

サクセス薬用シャンプー

長年のロングセラー商品で、「男性らしい香り」と「スカッとする洗い心地」が人気。

メントール配合で、爽快感重視の方や夏場に特におすすめ。

頭皮マッサージをしながら使うと効果的です。

敏感な脂性肌向け｜低刺激・アミノ酸系タイプ

「脂性だけど、頭皮がすぐ赤くなる」「洗ったあとヒリヒリする」といった敏感な脂性肌の方には、低刺激で保湿力のあるアミノ酸系洗浄シャンプーがおすすめです。

バルクオム THE SHAMPOO

スタイリッシュなパッケージで人気のメンズスキンケアブランド。

アミノ酸系洗浄成分を使用しており、しっとり感と泡立ちの良さを両立しています。

香りもナチュラルで、初めてのスカルプケアにも最適。

BOTANIST ボタニカルスカルプクレンズ

植物由来成分で作られた、自然派志向のスカルプシャンプー。

低刺激で頭皮にやさしく、メントール配合でさっぱり感もプラス。

敏感肌×脂性肌のバランスが難しい方におすすめの一本です。

コスパ重視・ドラッグストアで買える人気アイテム

高価なシャンプーでなくても、優秀な成分・使用感・香りをバランスよく兼ね備えた製品も多数あります。

コスパを重視する方はこちらがおすすめです。

メリット ピュアン デトクレンズ（さっぱりタイプ）

泡立ちが良く、炭やクレイの皮脂吸着成分を配合しながらも、ドラッグストアで気軽に購入できる価格帯。

香りのバリエーションも多く、男女問わず使いやすい中性寄りの処方です。

日常使いに最適。

サムライウーマン スカルプケアシャンプー for MEN

価格帯は手頃ながら、皮脂汚れ・フケ・ニオイの3大悩みにアプローチするバランス型シャンプー。

メントールによる爽快感と、男性らしいさっぱりした香りが特徴で、使用後も清潔感が長持ちします。

毎日使い続けやすい一本として評価が高い商品です。

シャンプー10選の比較一覧表

どのシャンプーが自分に合っているか迷ったときは、以下の一覧表を参考にしてください。

目的別・成分・特徴を比較することで、自分の頭皮や悩みに合った1本が見つけやすくなります。

洗浄力重視、敏感肌対応、コスパ重視など、それぞれの違いをチェックしましょう。

商品名	主な目的	洗浄成分	特徴	おすすめの人
スカルプD オイリータイプ	洗浄力重視	アミノ酸系＋薬用成分	薬用・皮脂除去・保湿バランス	頭皮環境を整えたい人
CLEAR MEN トータルケア	洗浄力重視	硫酸系＋ビタミン配合	強力洗浄・清涼感あり	ベタつきが気になる人
コラージュフルフルネクスト	フケ・かゆみ対策	マイルド系＋抗真菌成分	医薬部外品・敏感肌対応	脂性フケ・赤みがある人
h&s for men 薬用スカルプEX	フケ・かゆみ対策	硫酸系＋薬用成分	フケ・臭い・かゆみをW対策	手軽に頭皮ケアしたい人
MARO17 コラーゲンシャンプー	匂い・清涼感	アミノ酸系＋メントール	ペプチド配合・爽快感◎	加齢臭や頭皮のニオイが気になる人
サクセス薬用シャンプー	匂い・清涼感	硫酸系＋メントール	薬用・すっきりした香り	ニオイと爽快感重視の人
バルクオム THE SHAMPOO	低刺激・アミノ酸	アミノ酸系	泡立ち◎・保湿力あり	敏感寄りの脂性肌の人
BOTANIST スカルプクレンズ	低刺激・アミノ酸	アミノ酸系＋植物由来	自然派・メントール配合	ナチュラル志向＆敏感肌
メリット ピュアン デトクレンズ	コスパ重視	マイルド系＋吸着成分	市販・香り豊富・さっぱり	毎日使える定番が欲しい人
サムライウーマン スカルプケア for MEN	コスパ重視	硫酸系＋メントール	頭皮臭・ベタつき対策に◎	香りと爽快感重視の人

迷ったら「スカルプD オイリータイプ」

脂性肌に悩む男性にとって、洗浄力と頭皮ケアの両立は非常に重要です。

その両方を高いレベルで実現しているのが、アンファーの「スカルプD オイリータイプ」。

どれにするか迷ったら、スカルプDをおすすめします。

スカルプD オイリータイプの基本情報

まずは「スカルプD オイリータイプ」の基本情報を確認しておきましょう。

項目	内容
商品名	スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー[脂性肌用]
メーカー	アンファー（ANGFA）
種類	医薬部外品（薬用）
洗浄成分	アミノ酸系＋薬用成分（サリチル酸など）
容量	350ml（詰替あり）
価格帯	4,300円（税込）※公式価格・変動あり
香り	爽やかで清潔感のある香り（香り控えめ）

特徴①：皮脂汚れをしっかり除去し、頭皮環境を整える

スカルプDは、皮脂を“落とすだけでなく、整える”ことを重視しています。

皮脂を溶かし出す効果のある薬用成分「サリチル酸」や、毛穴に詰まった汚れをやさしく落とす「アミノ酸系洗浄成分」が組み合わされており、洗浄力と低刺激のバランスが抜群です。

特徴②：頭皮トラブルの根本原因にアプローチ

フケ・かゆみ・ニオイといった脂性肌に多いトラブルを、頭皮の菌バランスや皮脂量のコントロールを通じて予防します。

医薬部外品として有効成分が認められており、皮膚科医と共同開発されている点も安心材料です。

特徴③：頭皮へのやさしさと使いやすさを両立

泡立ちが非常に良く、少量でもしっかり洗えるためコスパも高め。

メントールの刺激は少なめで、敏感な脂性肌の方でも使いやすい処方です。

また、詰替用やトライアルサイズも用意されており、継続しやすい製品設計になっています。

特徴④：リピート率・満足度ともに高水準

実際の利用者の口コミでは、

といった声が多く、脂性肌で悩む多くの男性の定番アイテムとなっています。

特に、長年市販シャンプーで満足できなかった人が「ようやく自分に合う1本に出会えた」と評価するケースが目立ちます。

継続使用することで頭皮の状態が安定し、髪のボリューム感や清潔感にも良い影響を感じる人が多いようです。

こんな人におすすめ

スカルプD オイリータイプは、脂性肌特有の悩みを多角的にサポートする設計で、次のような方には特におすすめです。

複数の頭皮トラブルに悩む男性でも、1本で総合的なケアができるのが大きな魅力です。

シャンプー選びに迷っている方は、まずはこの1本から試してみる価値があります。

脂性肌の男性がやりがちなNG習慣と正しいシャンプー方法

シャンプー選びはもちろん重要ですが、実は洗い方や生活習慣の見直しも、頭皮の脂をコントロールするために欠かせません。

間違ったケアを続けていると、どんなに高品質なシャンプーを使っても改善効果が出にくくなります。

ここでは、脂性肌男性がやりがちなNG習慣と、その改善方法について解説します。

1日に何度も洗うのは逆効果？

「頭皮がベタつくから」と朝・夜の2回以上シャンプーしてしまう男性は少なくありません。

しかしこれは頭皮環境の悪化を招くNG習慣です。

必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまうことで、頭皮が乾燥し、体は防御反応として皮脂を余計に分泌するようになります。

その結果、洗ってもすぐにベタつく「皮脂過剰分泌スパイラル」に陥るのです。

基本は1日1回の夜シャンプーでOK。

日中の汚れ・皮脂・汗をその日のうちにリセットするのが理想です。

どうしても朝も洗いたい場合は、ぬるま湯でのすすぎや低刺激のスカルプシャンプーを使いましょう。

シャンプーの量・洗い方・すすぎ方を見直す

意外と見落としがちなのがシャンプーの使い方です。

以下のポイントを意識しましょう。

また、お湯の温度は38℃前後のぬるま湯がベスト。

熱すぎるお湯は乾燥と皮脂分泌の原因になります。

シャンプー後の頭皮ケアも忘れずに

シャンプー後のケアも重要です。

こうしたアフターケアまで含めた“正しいシャンプー習慣”が、皮脂バランスの正常化と清潔感維持に効果を発揮します。

まとめ｜自分の肌タイプに合った1本を見つけよう

脂性肌の男性にとって、シャンプーは清潔感や第一印象を左右する重要なアイテムです。

ベタつきや頭皮のニオイ、フケといったトラブルは、放置すると悪化してしまい、日常生活や人間関係にも影響を与えることがあります。

だからこそ、自分の頭皮状態を理解したうえで「目的に合ったシャンプー」を選ぶことが大切です。

このように、成分や特徴を確認しながら選ぶことで、頭皮環境が改善され、トラブルの予防や見た目の清潔感アップにつながります。

「なんとなく安いから」「CMで見たから」といった理由ではなく、自分の肌タイプや目的に合った1本を見つけましょう。

頭皮が整えば、毎朝のセットや対人シーンでも自然と自信が持てるようになるはずです。

次のステップは実行です。

まずは気になるシャンプーを1つ選び、2～3週間続けて使用してみましょう！